癌患者必見のブログ - 「残る桜も 散る桜ー膵臓がん完治の記録」

癌と癌治療の情報

私が2023年12月に膵臓癌と告知され、インターネットで癌に関しての情報を色々と調べ始めた時、ネット上には本当に玉石混交な情報が混在していたので、最初の頃は一体何を信じれば良いのかわからなかった日々があった。又、膵臓癌の情報を見るととてもネガティブなものが多く、そういう情報を見ているだけで自分自身も落ち込んでしまいかねなかった為、何とか膵臓癌から生き残った方の情報を探そうとして到達したのがこのサイト。「残る桜も散る桜ー膵臓がん完治の記録」

ブログのオーナーは2007年に膵臓癌ステージ3と告知され、今よりもはるかに使える抗癌剤の選択肢も治療法も限られた状態の中、無事切除手術をし膵臓癌から完治された木下義高さん。膵臓癌とわかった当初からブログを立ち上げられたようだが、今でも毎週の様に癌に関する情報をアップデートされており、癌の治療に関する最新情報、食事・運動と癌との関係など最新の情報を常に提供されているサイト。
非常にコンテンツが豊富なのでどの記事を読めば良いのか迷ってしまいそうだが、トップページから簡単に入れる「私のがん攻略法」には、ご本人がいかに癌を克服したかを詳しく説明されているだけでは無く、癌患者が見るべき信頼できる情報サービスもまとめられており、まさに癌患者全員が見るべき内容。
木下さんが強調されているのは、何より大事なのは心の平穏な状態を保つ事。そしてその上で、免疫力を高めて自然治癒力を引き出す為に必要な適度な運動、バランスの良い食事、十分な睡眠の取り方やそれをサポートするサプリなどの情報が満載されている。
ブログのタイトルになっている「残る桜も散る桜」という言葉は良寛さんの辞世の句「散る桜 残る桜も 散る桜」から取ったもの。桜もいつかは散るように人もいつか死ぬ。人類の歴史上、死と闘って勝利を収めた人は誰もいないのだから、癌とは闘っても死とは闘わないこと。なぜなら必ず負けると分かっている相手と闘うのは愚かであり、それが心の平穏を乱し免疫力を下げるという言葉は、とても心に響いた。

自分の死に対する考えを整理し、癌との向き合い方、人生の楽しみ方を見直す上でも、このサイトはとても参考になるもので、膵臓癌患者の方だけで無く全ての癌患者の方にとって必見のサイトだと思う。

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