12月はサッカーを2回、ゴルフを1回プレー、友人や家族との飲み会が9回とかなりイベントが多く、旅行はお休み。畑の方ももう寒くなったので手を掛ける必要も無くなり、落ち着いた日々を過ごした。朝のジムでのトレーニングも連日行い、ジムの近くの丘から見える富士山を眺めながらジョギングして家に帰る日々。身体は軽やかに動くので、サッカーの調子も良く、足の痺れと腫れ以外には何も問題の無い状態だったが、12月中旬ごろから両足の爪全部の根元が赤く腫れ始め、特に両親指の腫れがかなり酷くなってしまった。I先生から皮膚科の先生を紹介してもらい診断を受けたところ、私の足の指を一目見るなり「爪に横に筋が何本も入っているでしょう。これが抗癌剤の影響で出来るもの。」といって、ステロイドの軟膏を処方してくれた。ステロイドの軟膏を塗ると左足の親指以外の指の根元の腫れは数日で治まったのだが、左足親指だけは全く変化無く、爪の下にも膿が溜まっているのがわかる状態に。2週間後に再度皮膚科の先生に診てもらったところ、「この指は抗癌剤の影響では無く、雑菌が入っているようだ。」と今度は抗生物質の軟膏を処方。多分サッカーシューズの中の雑菌が爪に入り込んでしまったのだろう。抗生物質の軟膏を塗り始めると、こちらも1週間もしない内に腫れは治まり、指の痺れは残っていたものの腫れで困る事は無くなった。
足の指の腫れの問題はこうして皮膚科の先生に薬を処方してもらい落ち着いたのだが、12月の中旬に行った血液検査での腫瘍マーカーCA19-9の値は98に増加。I先生からは以前相談したアブラキサンを抜くかどうかに関して「一度止めても良いですよ。」とは言われたのだが、とりあえず1月のCTをを見て決めたいと思います、とこちらから継続を依頼。ところが、その2週間後の年末の診断の際、I先生が病気だった為代行で入った内科医の先生に診断を受けた際、「足が痺れているんですね、だったらアブラキサン抜きましょう。アブラキサンは長く使うとどんどん痺れが酷くなるので、そういう時は抜いたほうが良いんです。」と言う言葉に押され、アブラキサン無しでの治療をする事になった。2週間前にした自分の判断とは違う事をしてしまった不安はあったが、アブラキサン無しでの点滴は時間も大幅に短く、これがこのまま続くのなら大分楽になるからまあ良いきっかけだったのかな、と自分を納得させた。
年末年始をゆったりと過ごした後の最初の診断日、血液検査での腫瘍マーカーCA19-9の値は930に急増。急遽翌週CTを撮る事になり、その結果を見ながらのI先生の判断は「ゲムシタビン・アブラキサンはもう効果が無いと思うので、フォルフィリノックスに変えましょう。」というもの。12月の中旬にアブラキサンを打った後の翌週は点滴休み、その翌週にアブラキサンは抜きその翌週は正月休みだった為4週間まるまるアブラキサンを抜いていた事になるので、アブラキサンを追加する事でゲムシタビン・アブラキサンを続けたいのだけどそれは無駄なのかと先生に相談した。私からそういうコメントが来る事を想像していたI先生は、前年8月の再発転移の時の画像と1月画像を横に並べてたものを準備しており、その画像を見ると明らかに昨年8月の時より数も多くサイズも大きな癌の影があった。11月にはほとんど無くなっていた肝臓の癌だったのだが、2か月後には最初の転移の時より大きくなっていたのだ。ゲムシタビン・アブラキサンでもう少し様子を見たいと思っていたのだが、「癌が大きくなりすぎると抗癌剤が効かなくなる事があるので、早くフォルフィリノックスに変えた方が良い。フォルフィリノックス治療には身体にCVポートを埋めこまないといけないが、その為に必要な手術のための外科の手配もしてある。」というI先生の言葉を受け、フォルフィリノックス治療に変更する事となった。
その数日後に入院し、CVポートの埋め込み手術を行い、最初のフォルフィリノックス治療を開始。フォルフィリノックス治療は数種類の薬剤の点滴を数時間かけて行った後に、ボトルに入った最後の薬剤を首からぶら下げ2日間ほど掛けて点滴を行うという全部で丸3日近く掛かるもので、それを2週間毎に行う治療法。最初の治療は様子を見る為に点滴を外した翌日まで丸5日入院。3日目あたりに多少食欲が無くなりだるさを感じるようになったが、それほど酷い副作用は無く無事退院。
退院した日はもともと息子夫婦と鎌倉散歩して食事をする予定だったので、当初の予定のまま鎌倉へ。鎌倉に行く電車の中ではだるさを感じていたものの、鎌倉駅で息子夫婦と会い街や寺社を歩いているうちにすっかり元気になり、夕食は昔パリのミシュランホテルで修業をしていたというシェフが開いたフレンチレストランでコース料理を完食。私と妻の誕生日が1月だったので、誕生日祝いのプレゼントももらい、とても楽しい時間を過ごす事が出来た。
その翌日も昔の友人達との食事会があったのだが、レストランに行く前は多少だるさを感じていたものの、友人達と会った後は元気に楽しい時間を過ごす事が出来た。その次の週末になると、土曜日サッカー、日曜日の昔の友人達との食事会と全く体調に問題無く過ごす事が出来、フォルフィリノックスは結構副作用が厳しいという話を聞いていたのだが、何とかなりそうだなととりあえず一安心していた。
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