10月はとても忙しい月だった。もともと10月の頭に青森への旅行、下旬にアメリカへの旅行が入っていたのだが、急遽上高地への旅行を企画し、サッカーのリーグ戦の最終戦もある、週末はほぼスケジュールで一杯の一カ月だった。

10月頭の妻と青森に旅行は、白神山地にある十二湖でのトレッキングと、近くにある日本海に面した露天風呂のある不老不死温泉に行くのが目的。一度見てみたかった十二湖の風景を堪能。白神山地の中に点在する小さな池を巡るトレッキングルートは、ブナの林の中を歩くとても気持ちの良い道。
十二湖からバスで行ける不老不死温泉は、日本海を眺めながらゆったりと露天風呂に入る事の出来る濁った茶色の温泉。ちょっとぬるめの温泉なので30分くらいじっくりと浸かり、トレッキングで疲れた足をやさしくマッサージ。足の痺れもすっかり取れ、リフレッシュできた。

十二湖から帰ってきた翌週に上高地へ。上高地は一度行ったことはあるが、早朝の朝靄の上高地を歩きたいと思っていたところ、上高地の近くのペンションに空きがある事を見つけたので、ペンションに泊まって早朝のバスで上高地入り。

上高地は自然保護の為自家用車の乗り入れが禁止されており、車は麓の駐車場に停めバスに乗って上高地に入る必要があるのだが、朝の5時でも既に駐車場の手前で渋滞。30分ほどで駐車場に車を停め、無事夜明け直後の上高地に行くことが出来た。朝靄に煙る大正池でバスを降り、きりっと冷えた空気の中上高地のトレッキングを楽しむことが出来た。
上高地からは無事にバスで駐車場に戻ってくる事は出来たのだが、秋の紅葉シーズンで帰りの道が大渋滞。5時間ほど渋滞の中車を運転して家に戻ったのだが、その途中で足が痛みだした。長距離歩いた後でマッサージもせず風呂にも入らず車の運転をしていたのがいけなかったようで、抗癌剤の痺れていた部分が痛みを感じてしまったようだ。なんとか家にたどり着き、風呂でゆっくりとマッサージをして一晩寝たら痛みは消えてくれたが、軽い痺れでも長距離を歩く時は気を付けないといけないようだった。
サッカーのリーグ戦の最終試合は残念ながら惜敗。これでリーグ戦は終了だが、来年年初から始まる大会に向けてトレーニングは継続していく予定。60歳台のシニアサッカーは全国大会もあるので、全国優勝をするというのが私の目標。60歳台だけで無く、70歳台と80歳台も全国大会があるので、60歳台、70歳台、80歳台全ての優勝カップを取るという野望を胸に、日々のトレーニングを続けていきたいと思う。
10月下旬の抗癌剤の休みのタイミングを狙って、長めの休暇を取り娘と孫に会いにアメリカへ。

アメリカの田舎町にある家の周りは、きれいな公園のある落ち着いた一帯。孫二人と手を繋いで一緒に公園を散歩し、夜は一緒にお風呂に入る日々は最高の一時。「じいじとおててつないでねたい」と言って私のベッドに入ってくる3歳の孫と、よちよちと「じーじ」と言いながら私の方に歩いてハグをしてくれる1歳の孫に癒され、あっという間の1週間だった。
アメリカから帰国後やった血液検査では、腫瘍マーカーのCA19-9はなんと正常値の範囲の21にまで低下。孫の癒しの力は本当に凄いものがあるなと実感。笑って過ごす日々を続ける事の大事さを改めて認識した。
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